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大人が絵本を読むこと
私がやっているグレイスは、大人のための絵本ギャラリーで、
月に1回か2回、私が集めた絵本の蔵書を、
一般の方に楽しんでもらう会をやっています

絵本というと、子どものものという認識が多いですが、
あえて私は、この14年間、大人こそ絵本が必要だと
思ってやってきました。


もちろん多くの子供に絵本を読んでほしいのですが、
ストレスが多い現代社会で、心が疲れてしまった大人にも、
絵本の絵と言葉が、大きな力になる時があると
考えています

この夏、京都のエリック・カール展で出会った
『ゆっくりがいっぱい』という絵本。

主人公は動物のなまけものくん。
なまけものくんは、ゆっくり、のんびり、おっとりさん。

なまけものくん1


他の動物に、「なんで、そんなになまけものなの?」と
尋ねられた時、なまけものくんは答えます。
「ぼくのなかには「ゆっくり」がいっぱい
くつろいで静かに安らかに過ごすのが好きなんだ。
でもなまけてるんじゃないんだよ。」

ゆっくりがいっぱい!って、素敵なことばだと思いませんか?

せかせかと、誰もがやらなくてはいけないことに追われ、
忙しく動き回っている時代。
たまたま病気や、いろんな事情で、そんなふうには
生きられなくなっている時、この絵本を読むと
ほっとします
ゆっくり、のんびり、おだやかな気持ちで
過ごしていてもいいんだと。

むしろ、そういう時期は、ゆっくりを楽しんでやろうと
前向きにさえ思えます。

私はずっと動き回って、忙しくしてないと
自分はダメな人間だと思ってしまう人でした
頑張って努力して、常に何かしてないと
のんびりなんかしてたら、罪悪感を感じるような・・・
そんなふうに育ってしまったのです

でもこの絵本を読むと、ゆっくりを味わう暮らしも
悪くないな~と思えてきます。

なまけものくん2

緑と青の鮮やかな色彩も、本当に美しいです。
絵本の裏表紙にある、エリック・カールさん自身の
言葉もいいので、ぜひ読んでみてくださいね
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[2017/09/11 14:25 ] | Graceのこと | コメント(0) | トラックバック(0)
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