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50代から本来の自分へ  ~私らしく ありのままに~

NHK夜ドラマ「この声をきみに」

以前はまったNHKドラマ「ツバキ文具店」に引き続き
始まったのが、「この声をきみに」

内容を簡単に説明すると、
竹野内豊演じる主人公は、大学で教える数学者。
頑固で気難しく、人とのコミュニケーションが全く取れない
変わり者です。
あのカッコいい竹野内豊が、目を疑うような
さえない変人を演じているのもみどころ

主人公はその偏屈ぶりで、妻と子供にも愛想を尽かされ、
大学の授業もつまらなく、上司の命令で
朗読教室に通わされることに

この朗読教室が、とても素敵な場所で、
オーナーの柴田恭平や、先生の麻生久美子もはまり役

さて、先週、このドラマの朗読教室で
児童書の「がまくんとかえるくん」の中の
「おてがみ」がとりあげられました。


がまくんとかえるくん1

反発しながらも、朗読教室に行った主人公は、
童話なんて子供の物だと馬鹿にしつつも、
声に出して読む「がまくんとかえるくん」の世界に
惹かれていきます。

私もあらためて、がまくんとかえるくんの「おてがみ」
を朗読で聴いて、その温かで優しい世界に心がほっと
和むのを感じました。

黙読するのと、人に読んでもらうのとでは違います。

「こんなもの、結局童話の世界だからで、現実には
こんな関係は存在しない!」といらだつ主人公に対し、
麻生久美子演じる先生が語る言葉が
印象的でした。

「現実にはこんな楽しいこと、ちっともない。それでも
人はこんな温かな絆があるんじゃないかと願っていて、
人生はそれほど悪くないと信じたいのです。
だから、大人にこそ、こんな本が必要なのかもしれません」

私が大人のための絵本を紹介しているのも、
そんな気持ちからです。
大人になったからこそ、心に響く絵本があるのだと思っています。
みなさんも、「おてがみ」読んでみてね。
しみじみと、幸せな気持ちになりますよ

がまくんとかえるくん2
黙って寄り添ってくれる親友の存在

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