先日、嬉しい電話をいただきました

もうずいぶん前に、グレイスに来ていただいたお客様で、
その時に私が紹介した絵本を、大変気に入ってくださり、
その後10冊程購入して、知り合いの方や友人などに
プレゼントされていたとのこと

その中の1人の方のお孫さんが、
赤ちゃんなのですが、視力を失っていて、それでも
赤ちゃんのお母さんは、絵本の読み聞かせを続けられているそうです。
その赤ちゃんが今は一歳半くらいだそうですが、
私が紹介した絵本を読んであげると、とても喜んで
聴いているというのです。
私はそのお話をうかがって、たとえ目がみえなくて、
絵本の絵が見えなくても、やさしく読み聞かせるお母さんの声で
絵本の物語がお子様に伝わって、一緒に楽しめていることに、
驚きと感動を覚えました

そして、そのことをわざわざ私に電話で教えて下さった
お客様にも、感謝の気持ちでいっぱいになりました

和歌山という田舎で、しかも自宅で、細々と絵本を紹介してきて
13年ほどになりますが、時々自分がやっていることに
何の意味があるのかと落ち込むこともあります。
あまりの反応のなさに嫌気がさしたり・・・・
でもなぜ続けてきたかと言えば、ただ絵本が好きで好きで
その魅力を知ってもらいたいから。
そんな私に、今回のお電話は、絵本の持つ力と、
私が大好きな絵本が、お客様のおかげで、全く知らない場所で、
全く知らない方の暮らしの中で、楽しまれていたことに
感激しました。
私は自分で絵本を作れないし、ただ良い絵本を紹介するだけ
しかできませんが、それでもほんの少し誰かのお役に立てた
ことが嬉しかったです
